コラム【ジェルネイルで爪が傷んだ?】

  • 2016.12.20 Tuesday
  • 18:45

ひさしぶりのコラムです。

とても長いのでお時間のあるときにお読みください。

 

 

最近、ネイルズバニーには

「他店でジェルをやってもらったら、爪がボロボロになった」

といって駆け込んで来られる方が増えています。

 

 

世間一般でも、「ジェルネイルで爪が傷んだ」という方が急増しているそうです。

しかし、ジェルネイルは正しく丁寧に優しく施術すればそうそう爪を傷めるものではありません

 

では、なぜ「爪が傷んだ」という方が増えているのか。

 

 

根本的な「爪が傷む原因」を読み解いていくと、ネイルサロン側の技術の問題と、お客様の元で起こる問題が見えてきます。

 

 

 

 

 

まず、ネイルサロン側の問題は、施術内容そのものの問題と、「時間」の問題に分けられます。

 

 

・施術内容の問題・

最近ネイルサロンが急増したため、経験の少ない未熟なネイリストがひとりで施術を行う店が増えたこと、未熟なネイリストでも長持ちさせやすい「爪の表面をたくさん削る施術」を行う店が多いこと

 

・時間の問題・

低価格競争により1人のお客様にかけられる時間が減り、「速くて丁寧さに欠ける施術」をせざるを得ず、お客様の爪を大切にする丁寧で優しい施術やお客様への親切な説明が出来なくなっていること

 

 

爪の表面をたくさん削る施術や、未熟な技術による大急ぎの施術(とくに除去)を続ければ爪が傷んでしまうのはあたりまえ。

安いサロンを選ぶなら、この「大急ぎだから雑になる」というリスクは避けられません。

ネイルは出来上がりの見た目ばかりが評価され、アートに時間をかけたいから除去は大急ぎでやってくれ、というお客様が多いのも事実です。

 

色やデザインさえ良ければダメージは気にしないという方にはそのようなお店も良いのかもしれませんが、爪のダメージが気になる方、爪が弱い方はできるだけ丁寧に施術してくれるお店を選ぶべきだと思います。

 

しかし、時間をかけ、丁寧にやるということは、そこに人件費をかけるということ。

それだけ値段が高くなるのは、やむを得ないことです。

 

 

ジェルネイルの施術方法はサロン、ネイリストによってさまざまです。

上手で丁寧な施術をスピーディに出来るベテランネイリストもたくさんいますので、お店選び、ネイリスト選びがとても重要です。

 

現在では、爪の表面をまったく削らなくても長持ちする「パラジェル」というジェルもあります

(パラジェルは高い技術と知識を要するジェルなので、上手に扱えるネイリストはまだ少ないのですが非常に爪に優しいジェルです)

 

 

 

また、ジェルネイルは「除去の技術」がとても大切

 

ジェルと自爪の境目は見えにくいですから、未熟なネイリストが時間に追われてあわてて削ると、爪まで削ってしまいます。

また、アセトンでジェルをふやかす場合にも、削り方が甘かったり時間をかけなさすぎると十分にふやけておらず、無理な力でこそげ取ることになってしまい、これも爪を薄くしてしまいます。

「除去」はとにかく急いではいけない、丁寧にやらなければいけないのです。

 

 

お客様にとってみれば「ただジェルを取るだけなのに、なんで時間とお金をかける必要があるの?」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、爪はみなさんが思っているよりもずっと脆く弱いもの。

丁寧に、優しく扱わないとすぐにダメージを負ってしまうデリケートなものなのです。

 

ちゃんと時間とコストをかけて、丁寧な施術をするのが爪へのダメージをなくす第一歩です。

 

 

 

 

 

 

 

では、「お客様の問題」とは。

 

「除去代がもったいないのて、ジェルが取れかけているのを放置する」

「ちょっとでも長く付いていて欲しいから、自然に取れるまで放っておく」

「除去しにいくのが面倒なので、��自分でむしり取ってしまう」

 

これ、1度でもやってしまうと爪に大きなダメージを与えてしまう可能性が高いのです。

 

 

通常、ジェルネイルは装着から3〜4週間が付け替えのタイミングです。

これは、「このくらい経過すると見た目がボロボロになるから交換しましょう」という意味ではなく、爪へのダメージが無く過ごせるギリギリの期間という意味です。

見た目にはボロボロになっていなくても、この期間をすぎると剥がれによるダメージが発生する可能性が高くなるので、その前にきちんとサロンで付け替えましょうというご提案ですね。

 

 

 

では、なぜ自分で除去したり、自然にはがれるまで放置すると爪が傷むのか。

 

理屈を知っていただくと

「なぜプロがあんなに時間と手間をかけて除去をするのか」

をご理解いただけると思います。

 

 

 

 

爪は、一見硬くて頑丈なものに見えますが、実際は髪の毛と同じ「たんぱく質」で出来た脆いものです。

薄い細胞がたくさん重なりあって出来ており、細胞どうしの接着力はあまり強くありません

また、水分を含んでいるため乾燥するとさらに脆くなります。

 

 

ジェルネイルは、3〜4週間もたせるためにかなり強い接着力で爪の表面の細胞にくっつけます。

 

《ジェルネイルが爪の表面に接着する力》は《爪の細胞どうしがくっつく力》よりも強い(※)ため、

 

無理な力がかかると「爪の表面の細胞ごと」ジェルネイルが外れます

 

(※そうでないジェルの付け方もありますが、持ちの日数は短くなります)

 

 

どのくらいの細胞が取れてしまうかは、爪質による個人差もあり、剥がれた時の状況にもよります。

まだしっかりくっついているジェルを無理やりむしりとったり、大きなパーツを服にひっかけた際などに強い力がかかってはがれてしまうと、爪の厚みの半分近くを失ってしまうこともあります。

 

このような剥がれ方を繰り返すと、お風呂が熱くてしみる等の生活上の不都合も引き起こしてしまいます。

また、ここまで薄い爪になってしまうとジェルの持ちが極端に悪くなりますし、ひどい場合は半年以上ネイルをお休みする必要が出てきます。

 

 

そのため、丁寧なネイルサロンでは「爪の細胞どうしがくっつく力は弱い」ということを意識しながら、無理な力がかからないように優しく丁寧に除去するわけです。

 

 

 

長くネイルを楽しむためには、爪の「厚み」を失わないことは必須です。

 

素人の方が、プロが装着したジェルネイルを「自分でダメージ無く除去」するのはほぼ不可能です。

使用したジェルのメーカーによっても適切な除去方法は違いますし、爪のコンディションに合わせた方法を選ぶ必要もあります。

 

インターネット上には「自分でカンタンに除去できる方法」という記事や動画がたくさんありますが、惑わされないで下さいね。

1度やったことのある方はご存じかと思いますが、本当にダメージ無くジェルを除去するのは、かなり難しいのです。

 

 

 

 

繰り返しますが、爪はみなさんが思っているよりもずっと脆く弱いもの。

丁寧に、優しく扱わないとすぐにダメージを負ってしまうデリケートなものなのです。

だからこそ、ネイリストもお客様も、自爪の扱いは優しく丁寧に

 

 

<禁転載>

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